さてめでたい気分の抜けきらない(いつでもめでたいのは頭だけにしとけ)午前中に
わんこと観賞したよ、
『宇宙戦争』
以下、ネタバレとなりますのでご注意ください。
まずテーマなのだが、『家族愛』と『宇宙戦争』は両立せんように思った。
離婚して親権を元妻に取られた夫(主人公)。
元妻と今旦那に頼まれて、反抗期まっさかりの息子と、生意気盛りの娘を
一時預かったその日を狙ったかのように異星人の地球侵略が始まる。
古代から地下に埋め込んでいた侵略兵器に乗って地上を破壊してゆく異星人。
圧倒的戦略差になすすべもない地球人。
その割には侵略が地味な異星人。
一人一人をビーム攻撃してどうする。
派手な爆発もなく、非常に淡々とした侵攻なのだが、それがまた返って不気味といえば
そうかもしれない。
途中、親子の葛藤やらぶつかり合いやらがあり、半ばパニック状態に陥った息子とはぐれて
娘を連れて元妻のいるボストンを目指す主人公。
ここから異星人の侵略行動は地味の一途を辿る。
どうやら地上の生物は、人間も含めて食料化できるようなのだが、それにしたって一軒一軒を
スパイアイで見回るというもうなんだかハイテクと言うにはあまりに地道な作業に、異星人の
生肉に対する執着というのか…「やはり新鮮なのが1番ですよ。食品管理は重要ですね」と、
2007年の日本の食糧管理問題を逆撫でしたいのかそうかってな感じの行動がなんともはや。
スパイアイから隠れて逃れてを繰り返す主人公達も、これじゃ単なるサスペンス物と変わらないよってな感じ。
手に汗握るとまではいかない。
なんだかコミカルでもあった。
そうして一旦は娘共々捕らえられるが、機転を活かして脱出。共に囚われていた人々をも救い、ほんのちょっと
娘に見直される主人公。
また徒歩で地味にボストンを目指す。
結局のところ、このボストンで大団円。
なんと異星人は食料にした地球の生物の中に潜んでいたバクテリアによって壊滅するのだ。
この時のナレーションの台詞は、この映画で唯一、うーん! と唸らせてくれたシーンでもあった。
が、なんでボストンはほぼ無傷なのか?
結局元妻の現在の家族と再会、息子も一足先にそこに着いていたって訳なのだが、この映画でここまで
安易な家族構成と家族愛(存在したならば)をモチーフにする必要ってあったのだろうか。
むしろ主人公は軍人で、いかに戦うかを模索しながら最期のオチに持ってきたほうが良かった気がする。
家族をテーマにするにしても、ここまで複雑な人間関係は必要だったのかどうか。
息子や娘、主人公の仲の葛藤がいかに生まれ、いかに昇華されたのか。
説明不足という感は否めない。
それともこの映画でそこまで表現する必要はなかったと言うことなのか?
タイトルの割には地味であるが、対人間がいかにして壮大な敵と戦うのかってなモチーフは大好きなので、
やはりもうちょっとテーマを絞ってほしかったな。
これならば、『インデペンデス・デイ』の方がオイラ的には面白かったと思った。
映画を見るのは正直ネタ拾いの為と言って過言ではない。
『バイオハザード3』もあの男が出てきた段階でどうやらこれ、次回に続くのかなってな期待はある。
なかなか面白かった。
クレアが出た! 美人だ! いいね! 今回カルロスは残念だったが、でもクレアが出たなクリスやレオンも出るかもと期待!
是非とも、レオン&エイダで『バイオハザード』別バージョンを製作してほしい。
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