ご無沙汰しております。
原稿、まだやってる状態。
……何しろ去年は一冊しか出さなかったジャンルの、久々の原稿で、
勘を取り戻すのにすげぇもたついてしまった!
そしてその間、映画をDLして見まくり。
マイナーな映画だが面白かったなぁと思ったのが
『玩具修理者』
ホラーのジャンルにはなるのだが、しかし余計な登場人物は一切無し。
グロもないし、血も一滴だって流れない。
全体に綺麗…と言うのか不可思議な世界の見せ方をしていて、それが不気味に美しい。
玩具修理者は姿を見せない謎の人物で、声は三輪彰●氏だったがそれがまたいい。
ラストは、まぁいかにも邦画ホラーだって気はするけれども、この映画はむしろこういう
終わりじゃないといかんかもしれないとも思った。
で。
これってちょっとね、ニアの世界だよなぁと。
壊れたおもちゃに対する、子供ゆえの執着の理由と必死な思い。
ニアなら、こういうの分かるんではないかなとか!
そういえば、オイラが拍手に書いた駄文のニアも、こんな心境をちょっと映しているのかも。
もういないLは、ニアにとって壊れてしまったおもちゃに近い感覚で、故に執着する思いというのが
一般人では分からない純真さと複雑さを内包しているよう気がするのである。
いや、なかなか…v
あと、『ブラック・ダリア』。
…これは。
実際の事件をネタに、映画ならではの決着をつけるというのはよくある手法なんであるが。
ちょっと登場人物の関係が入り組みすぎてる割に表現が足りかたっかかも。
最後、なんだ結局恋愛オチ? な感は否めない。
それから『セッション9』。
こちらもホラージャンルだって言うのだが、どっちかってーとサイコだろ、これ? な作品。
いや、結構怖いよ。
しかし巨大な古い洋館タイプの病院の映し方が綺麗だ。素晴らしい!
特に上空から映された姿がね…!
のどかな田園風景の、白い闇の中で起こる事件。
古いテープレコーダーで、患者と医師のやりとりを聞きながら、その患者にのめりこんでゆく
キャラクターとか、ゆっくり狂気に犯されてゆくのが一体誰なのか。
最後までわからない。それなり納得できる終わり方。
こんな映画ばっかし見てて、オイラ本当に原稿してんのかってぇと。
…し、してるんだよ本当だよー!!
そしてちょこちょこ、『青い蝶』とかLとかの思いついたネタを現行の裏に書く。
で、忘れるのか…。くそぅ…。
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